ペニーオークションのしくみ(図解ペニーオークション)

一般のオークションとペニーオークションの違いはこんな感じ。

一般のオークション VS ペニーオークション
中古>新品 商品 新品>中古
有料 参加費用 無料
無料 入札費用 有料
入札者が決める 入札額(値幅) 1入札で何円と決まっている
落札価格 最終的な商品価格 落札価格+入札費用

表を見る限り、ペニーオークションの方が、
一般のオークションよりお金がかかりそうだけど、
実際はペニーオークションの方が安く買えることが多いわ。
その秘密は、ズバリ「入札にかかる費用」にあるの。

簡単にいうと、「その商品を落札金額で買うことが出来る権利」のオークションがペニーオークションってわけ。

見事落札できた人と、運営者(=出品者)は儲かるけど、
落札できなかった人は入札費用を払っただけ損する仕組みなのね。

え?じゃあペニーオークションは詐欺じゃないかって?わかるわ。
私もはじめは「そんなの詐欺に決まってる!」って思ってたから。

市場価格30,000円の最新型ゲーム機(PS3、Wii、PSP、DS等)を500円で落札できる仕組みを図解するわね!まず、このペニーオークションでは、「1入札で75円の入札手数料がかかる」「1入札で 1円上昇する」のを前提としてね。500円で落札したということは、500回入札があったということ。ここまではわかる?参加者が10人いたとすると、1人あたり約50回入札しているので、1人あたり約3,750円の入札手数料を支払うことになるわよね。そうすると、3,750円×10人で37,500円が入札手数料として運営者の懐に入るわけ。それに加えて落札価格500円が支払われるから、運営者の懐に入る金額はトータルで38,000円。つまり、最新型ゲーム機(PS3、Wii、PSP、DS等)の市場価格30,000円を差し引いても8,000円の利益があるの。参加者の方はというと、見事落札できた参加者は、市場価格30,000円から、入札手数料と落札価格を足した4,250円を引いて、25,750円得したことになるわ。落札できなかった参加者は、入札手数料4,250円を損したことになるわね。